コンピテンシーが「魔法の杖」ではないと気付いたあなたへ・・
コンピテンシーに関する文献の著者といえば、先達である欧米の学者か、人事系コンサルタント(会社)がほとんどだが、本書は実際に企業(富士ゼロックス)においてコンピテンシーマネジメントを設計・導入し、運用上の課題に取り組んできた当事者の手によるものだ。「人事制度改革に取り組んだ時、担当者はある意味で満身創痍になる。」あとがきにある著者のこの言葉は、多くの改革推進者の共感を呼ぶものだろう。 また、まずコンピテンシーありき、ではなく、組織・人事戦略上の課題解決のオプションのひとつという文脈で語られているため、経営戦略実現のための人事部門の役割、そして人材戦略のあるべき姿についての考察も深まる。 こうした点から、本書は、「いま、なぜコンピテンシーか」を問い直したいと考えている、もしくはコンピテンシー導入後の定着に頭を悩ましている担当者のみならず、中長期的視点で人事施策を再考したいと考えている企業のマネジメントにとっても示唆を与えてくれる良書といえるだろう。
日本経団連出版
戦略的コンピテンシーマネジメント―人材発掘・活用・処遇のツール 組織バリュー・マネジメント入門―組織のコンピテンシーを高める コンピテンシー活用の実際 (日経文庫) (日経文庫) 実戦コンピテンシーモデル コンピテンシー戦略の導入と実践―会社を強くする人材マネジメント (実務担当者のための問題解決BOOK)
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